【失敗談】正論は嫌われる。正論を振りかざすデメリットとは。




私が人と関わる上で、また仕事をする上で大事にしている考えがあります。「理屈と感情の両面で物事を捉える」ということです。良好なコミュニケーションをするためにこのバランス感覚は本当に大事です。このバランスを欠いたことで色んな失敗をしてきました。

理屈と感情の話は以前にも記事に書きました意識をすることが有効な考えですので、ぜひ参考にしてください。

理屈と感情の話。成長や信用につながるコミュニケーションの大原則。

今日は、その理屈と感情の理論から見て、失敗した事例について書きたいと思います。

最近、「体験の振り返り」という取り組みをしており、過去の出来事を振り返った時に、「あ、これは理屈と感情の面で見ると完全に失敗だったな」という分かりやすい事例がありました。

学習塾でアルバイトをしていた時の体験なのですが、このような失敗体験を見ると、つくづく人は理屈・正論だけでは動かないと思い知らされます。

理屈・正論を振りかざして生徒から総スカンを食らった事例。

大学3年の頃だったと思います。アルバイトの講師が多い職場でしたので、3年目にもなると相対的にベテランの域に入ります。

忘れられない大失敗のはじまり

ある日、社員の講師から声をかけられました。

来月から担当して欲しいクラスがあるんだけど。

通常は提出したシフト表をもとに割り振りがあるだけなので、こういう前振りがあると何かあるわけです(笑)。

クラスの概要を聞くとこんな感じでした。

  • 中学2年生の少人数クラス。
  • 講師が1か月ごとに変わってしまっている状態。
  • 生徒が厳しく講師がしんどくなって辞めてしまうのが要因。
  • そんな状況を見て前月から社員の講師が着任するもすぐに異動の辞令が出てしまった。

何が厳しいって、生徒さんがあまり自発的に通っていない、モチベーションが低い、反抗期、という内容。そんな背景を聞いての着任となったわけです。

なるほど、大変そうだなと思いながらも、こういう特別な仕事を任せてもらえることにやりがいを覚えてしまう性格だったので、引き受けました。

最初こそよかったものの。正論でやってしまったミス。

いざ着任。また変わんの?という突込みはありましたが、初授業から2回目くらいまでは特段問題なく進めることができました。

問題が発生したのは3回目の授業でした。

2回目の授業が終了するタイミングで生徒さんから「国語の試験対策もやってー」と要望をもらいました。当時私は国語ではない科目を担当しておりました。

前任から国語の対策も求められることがあるから、あったら応じてくれと引継ぎがあったので、このことかと思い、実施することになりました。

じゃあ、来週はいつもより30分早く来てね。そう約束して終了ました。

さて、翌週。30分早く到着したのは私だけ。待てど暮らせど誰一人やってきません。結局、全員来たのがいつもの時間。全員忘れていたようです。記憶があいまいですが、他教科の講師にリマインドを頼んでいなかったのかもしれません。

今日って国語の対策やるって話だったよね?

えーそうだっけ?

こんな空しいやり取りをし、じゃあ仕方ないからということで通常の授業を実施することになりました。

すると、ノート忘れた、宿題やってきてない、、、などボロボロの空気。集合時間を忘れていたのはさておき、通常の授業のやる気もなし、ここで私は失敗をやらかします。

正論で叱った、のです。

国語の対策はみんなから言ってきたことだよね?
加えて通常の授業の宿題もやってないってどういうこと?

理屈からすると私が言っていることは間違っていません。ところが、言い方に問題がありました。生徒側から見ると、この人怒ってる、というのが分かる態度だったわけです。

そもそも、自分から能動的に塾に通っているタイプの生徒たちではない中で、なおかつ講師が続けて変わっている状態のクラスで、それ=正論で叱るをやるのは間違っていたわけです。

そこから生徒は総スカンです。挨拶しても無視、必要最低限のコミュニケーションのみがなされる殺伐とした空気での授業が毎週繰り広げられることになりました。頑張って年度が変わるまで半年間担当しましたが…。

生徒からすると、理屈はあっているかもしれませんが、感情が受け付けないわけです。

迎合して本来の目的(成績の向上など)が達成されないのは本末転倒ですが、この時点で感情の面を無視したコミュニケーションをしたことで、その後のクラス運営に支障が出る結果を招いてしまったのです。

まとめ

 どんなに理屈が正しくても、感情でそれを受け付けてもらえないと物事は上手く進みません。これは社内でも社外でも、いろんな場面で生じることです。

 正論だけで人は動きません。「この人の言っていることは理屈的に正しいし、この人の言うことなら信じてみよう」と、理屈も感情も○な状態を作れるように、日々努力していきましょう。




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