ビジネスでも私生活でも、自分の考えや意見を相手に伝えることには、大変大きな意味があると私は思っています。
意見を押し付けること、ではなく、意見を伝えること、です。
あなたは仕事で自分の意見を伝えることができていますか?「言いたいことがあっても遠慮して言えていない」「そもそも意見が思い浮かばない」「意見を言って否定されるのが怖い」と思っていたりしませんか?
私も昔、自分の意見を伝える、ということを意識しておらず、指示や要求に従って仕事をこなす日々を送っていました。
それでも仕事は消化できるし、特段「困った」という感じにもならないし、気にも留めていませんでした。
しかし、今の仕事柄コミュニケーションについて学んでいく中で、意見を伝えるのとそうでないのとでは、相手に与えられる影響にも大きな変化があると気が付きました。それについて書きたいと思います。
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日々このようなことを考えてモヤモヤしている方には、きっと役に立つと思いますので、ぜひ読んでみてください。
★CONTENTS★
意見を持たない仕事の仕方を続けた末にたどり着く姿。
昔の私の仕事の仕方は、基本的に顧客や上司の指示・要求を聞いて、それを社内外に伝えてということを繰り返す、いわゆる「御用聞き」というイメージの仕事をしておりました。
御用聞きには「自分じゃなくてもできる仕事」しかできない。
関係者の要求や指示を正確に聞き取ってそれを伝える、これはこれで大変重要な役割の一つです。
ただ、これには落とし穴があって、「忠実にこなしていればミスが生じないため仕事ができている感覚に陥るが、付加価値を提供できないビジネスパーソンになってしまう」ということが生じるのです。
よく考えてみると、指示通りに動くので忠実にこなしていれば、社内の指示と社外の指示の内容が互いに合致すれば実績になりますし、合致しなければ成立しない、それで終わる話なので、特段問題にもならないしクレームも起きません。
一方で、そのような仕事の仕方をしていると、その仕事は自分でなくてもできる仕事になっていく可能性が高くなる、という現象が生じます。指示を忠実に守るだけ、なので、指示の内容をしっかり聞き取ることさえできれば、誰でもできる仕事ですよね。
意見を持ち、伝えることで得られるもの。
反対に、自分の意見を持ち、それを伝えるというやり方をすることで得られるものには、どういうものがあるのでしょうか。
1 落としどころを見つけるスキルが身につく
例えば、顧客と自社の要求がすれ違った時、顧客からはAという条件でお願いしたい/社内からはBでないとダメだ、と言われているようなケースですね。
自分の意見を持っている営業マンであれば、互いの要求をそのまま伝えて、「はい、おしまい」ではなく、顧客に対してはA’でどうか、社内にはB’でどうかと意見を述べ、Cという条件で着地させる、というような動きができるようになります。
顧客の言っていることについて自分はどう思うか、社内が言っていることについて自分はどう思うか、常にこれを意識し伝えることが大事になります。
2 相手に内省を促すという価値を提供できる
ケースは違いますが、人の相談を受けるようなとき、ただ話を聞いて欲しい場合もあるでしょうから、一概には言えませんが、相談をすることにより人から意見が欲しいという人も多くいらっしゃるでしょう。
その時に、話を聞いて「話を聞いて私は○○と思ったけど、あなたはどう思う?」と問いかけることで、相手は「考える」というプロセスに入ります。
その結果が「私もそう思う」となることもあれば「いや違うと思う」ということもあります。
違うという答えだったとしても、なぜ違うのかを考えるので、相手はより自分の答えに根拠を持つことができるようになります。これも付加価値の一つです。
人は、問いかけられたのをきっかけに、考えるというプロセスを踏み、答えというアウトプットをします。考えるきっかけを与える、という意味でも、相手に対して意見を言う、というのには価値があることなのです。
あなたは相手にとって、意見をくれる人、考えるきっかけをくれる人、になれるわけですね。
まとめ
自分の意見を言うなんて、間違ってたり否定されたらどうしよう、と思う方も多いと思います。
でも大丈夫です、仮に否定をされたとしても、否定をする前に相手は考えるというプロセスを踏んでおり、否定をすることで自分の考えを再確認できた、という果実を得ているので、立派な付加価値になっているのです。もちろん、相手の状態、言い方、表現には気を配りましょうね。
恐れず、意見を言える人になっていきましょう。




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