転職を考え始める中で「そもそも絶対に転職するって決めたわけじゃないんだけど、応募ってしていいのかな?」、「今の会社を辞めたいとは思っているんだけど、やりたいことが決まっていない。どうすればいいんだろう」。こんな風に考えたことはありませんか?
新卒の就職活動と違って、転職活動では開始時期(スタート)と終了時期(ゴール)が一律に決まっているわけではないので、そう思い悩むのも当然ですよね。私も以前転職活動をしたときは同じことを考えていました。
今日は、人材業界で転職支援の仕事をしている経験から、そんなモヤモヤをスッキリさせるための考え方をお伝えしたいと思います。
もしあなたがこんなことに悩んでいるなら、今日の話はお役に立てると思います。
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そんなお悩みを抱えてモヤモヤしているあなたに贈りたい言葉がこれです。
「転職をすること」と「転職活動をすること」は別物である!
まず、「転職をすること」とは、文字通り今勤めている会社なり組織を辞めて、別の会社・組織に所属することです。読んで字のごとくですね。
一方で、「転職活動をすること」とは、企業に応募をして選考を受けることを意味します。つまり、転職活動をしたからといって、必ず転職をしなければならない、ということはないということです。
当然といえば当然なのですが、ここが混同してしまっている方が多くいらっしゃいます。
転職をするって決めていないのに応募していいの?選考に合格したらその会社に行かなきゃいけないんじゃないの?といった疑問も浮かぶと思いますので、詳しく解説していきますね!
★CONTENTS★
応募をする基準を「内定をもらったら行く会社」に設定しない。
あなたは転職サイトなどで求人を選んでいるとき、応募をするかどうかをどういった基準で判断していますか?
多くの人が、「内定をもらったら入社したいと思えるかどうか」という基準で選んでいるのではないでしょうか?
確かに、志望度が高いところに応募をする、というのは決して間違ったアクションではないですし、むしろそうすべきであるという考え方もあります。
一方で、基準を「(今の時点で)入社したいかどうか」に設定していることが、行動の足かせになっているという事実もあるのです。
なぜかというと、求人情報を眺めているだけの状態で、この会社に入社したいと思えるかどうかを判断するのは不可能に近いからです。
お部屋探しに喩えるならインターネットで物件情報を見ただけで住むかどうかを決めようとしているようなものです。さすがにその情報だけでは入居や購入を判断しませんよね?必ず内覧に行くでしょう。
転職活動においても考え方は同じで、インターネット上の求人情報だけで入社を判断できる人はいません。必ず面接に行って納得いく状態になってから入社を決めます。
よって、求人に応募する段階で入社をしたいかどうかという点を基準においてしまうと、行動が止まってモヤモヤが始まってしまうんですね。無理なことをしようとしているので当然です。
応募するかどうかの基準は「1次面接に行ってみたいかどうか」
では、どういう基準で応募するかどうかを決めればよいのでしょうか。
色々な考えがあると思いますが、私は「1次面接を受けてみたいと思った会社」という基準を置くことをおすすめしています。
もしあなたが「絶対転職するって決めたわけじゃない」とか「今の段階でこの会社に内定をもらっても入社したいって思えるか確信がない」と思っても、「応募をして書類選考が通ったら1次面接に行ってみたい」、こう思えた会社には応募してみることをおすすめします。
なぜこの基準をおすすめするかというと、「誰にも迷惑をかけず、可能性を模索できる、絶妙な基準である」からです。
まず、誰にも迷惑をかけず、という点についてです。
すでに書いた通り、応募前の時点で入社したいかどうかを判断するのは難しいですよね。
一方で、応募して書類選考が通ったのに1次面接にも行かない、となると今度は人の手をかけて書類選考をして面接の準備をしてくれた企業側に迷惑が掛かります。エージェントが間に入っている場合は、そのエージェントにも迷惑が掛かりますね。
余談ですが、企業の書類選考は人事担当者のみで完結しているケースもあれば、人事→採用をするポジションの現場、という流れで複数名が目を通しているケースもあります。
現場まで見ているところでは、日常の業務をしながら書類選考をしてくださっている方もいるということなので、迷惑をかける範囲が広くなりますね。
よって応募するからには1次面接に行く、という点はしっかり守るようにしましょう。
次に、可能性を模索できる、という点についてです。
これは、言い換えると「面接では求人票の何倍も情報を得られる可能性がある」ということです。
最近はコロナの影響もあって、企業に訪問しない形の面接(WEB面接など)が増えましたが、選考過程の中で面接に行くと、五感で情報をインプットすることができます。
例えば、
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といった非定型の情報がインプットできるわけです。上記はポジティブな情報ですが、ケースによってはネガティブな情報を感じ取ることもあります。
もちろん、会社の内容や担当する業務の内容についても、面接の場で面接官からご説明をいただけることが多くあります。
就活のときは、どの企業も面接の前に丁寧な会社説明会を実施するのですが、中途の場合はそういったケースがほとんどありません。
それを補完する意味でも、1次面接の中で詳しい説明をしてくださることが多いのです。
よって、WEB上で求人票を眺めているときに比べ、面接では自分が入社したいと思える会社かどうかを判断するための材料が何倍も得られるわけです。
現に、1次面接前に「志望度が低いので面接を辞退したい」と言っていた方が、1次面接を受けた後に「だ、第一志望になりました!」とおっしゃるケースは数多くあります。
仮に「やっぱり違うと思いました」という感想になったとしても、何が自分にとって違うと思ったのかを自分で言葉にすることで、自分にとっていい会社を見抜く視点を身につけることができるわけです。
私自身も、1次面接で「当初いいと思っていたが、本当にいいのか?」と思った経験があります。
仕事内容はいいなと思って受けたのですが、面接官の方の頭の回転が速すぎて、自分がついていけるのかあやしい、、、と感じたことがありました。そう思ったことが後々転職先を決める際のポイントになったので、あの企業の面接を受けてよかったな、と思っています。
これが、1次面接に行くことによって得られる「可能性を模索できる」というメリットです。
ぜひ、応募するかどうかの基準を「内定が出たら行きたいと思うか」ではなく、「1次面接に行ってみたいか」というものに設定してみてください。
面接前に最低限準備することは何か
とは言っても、いざ1次面接に行くことになった場合、転職することを決めていない状態で面接って受けられるの?と思った方も多いと思います。
結論、受けることはできます。
もちろん、ある程度の準備は必要です。全く準備もしないでとりあえず説明だけ聞きに来ました、という感じで行ってしまっては、ほぼ確実に面接は不合格になりますし、途中で面接を打ち切られることも考えられます。
面接の準備にあたっては、「最低限」下記のことを話せるように準備しておけば大丈夫です。※大丈夫、というのは必ず受かりますという意味ではなく、面接を完結できるという意味です。
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この4つはどんな面接でも聞かれる可能性が極めて高いので、「最低限」話せるようにしておきましょう。
プラスアルファで、以下のようなことも聞かれる可能性があります。可能な範囲で準備しておきましょう。
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上記の項目まで準備できれば、一般的な面接には十分対応できるでしょう。
企業研究・情報収集はどこまでやればいいのか?
準備することは分かったけれど、新卒のときにやった企業研究はどこまでやればいいの?と疑問に思う方も多いと思います。
おっしゃる通り、新卒のときは充実した企業説明会を受けてから面接でしたから、情報収集がしっかりできましたよね。
上述の通り、中途採用では説明会のようなものはほとんど行われておりません。たまにやっている企業もありますが、多数派ではありません。
そんな中で、面接を受けるにあたって行う情報収集のポイントは「公開情報で得られる範員の中で準備をする」というものです。
公開情報とは、誰もが入手できる情報です。例えば以下のようなものですね。
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これらから得られる情報の中で、準備を進められればOKです。
企業側も説明会を実施していないので、新卒のように極めて具体的な志望動機が出てくるとは思っていないケースが一般的です。だからこそ、1次面接で企業や仕事について説明をしてくれるところが多くあるのです。
一方で、ビジネスパーソンとして仕事をする上で、会って話をする相手のことは事前に調べておくのが礼儀であり常識ですよね、と思っている企業が多いのも事実です。その最低限の期待値を下回らないために、公開情報にはしっかり目を通しておきましょう。
また、公開情報の中でもどのような内容に目を通しておくべきなのか、この点は気になると思います。
色々と目を通しておいて損はないのですが、準備も限られた時間の中で行うことになりますので、「最低限」以下の内容を抑えておきましょう。
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上記を理解したら、そのどこが魅力に感じているのか、という点を言葉にして話せるようにしておきましょう。これが志望動機につながります。
いかがでしょうか?
1次面接では会社や仕事の内容を説明していただけるケースが多いので、最低限の項目(自己紹介/転職理由/志望動機/逆質問)を話せるように準備し、公開情報から得られる範囲で情報収集を行えば、面接前の時点で転職することを決断していなくても大丈夫です。
面接を受けた後で、自分の転職理由を解決できる会社か、自分が今よりもいい状態で働ける会社か、という点をジャッジすればよいのです。
まずは、応募して面接に行く、というアクションを起こしてみましょう。
もらった内定は辞退していいのか?内定獲得後の話し。
まずは転職活動を、ということで転職活動を進めた結果、内定をもらうことができたとします。選考の過程で転職する意思が固まっていればいいのですが、そうならないこともあるでしょう。
転職するか決める前に内定をもらったけれど、どうしたらいいんだろう?と悩む方もいらっしゃると思います。
ここでは、面接が上手く進んで内定をもらえた場合、どのようなことに気を付ければよいのか、説明していきます。
内定フェーズにおいて、事前に知っておくべきポイントは以下の2点です。
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新卒と中途で違いも!内定には有効期限があることを知っておこう。
まず1点目、回答期限の話です。これは新卒のときと違う点のひとつかもしれませんね。
新卒の時は、内定をもらったら「君が来るって言うまで待っているよ」というスタンスの企業も多かったと思います。
一方で、中途の場合はそれと異なり、内定受諾までの「回答期限」を明確に設けられるケースが一般的です。●月●日●:●までに内定を受諾するか辞退するか回答をください、というものです。
言い換えれば、内定の有効期限、ともいえるでしょう。
この期限までに何も回答をしなかった場合、内定はなかったことになります。
よって、内定を受諾するか辞退するか、要するにその会社に転職をするかしないのか、については、その回答期限までに判断することになるのです。
回答期限はケースにもよりますが、内定通知の日から1週間以内で設定されることが多いです。
ちなみに、事情があって期限を延長して欲しい場合は、しっかりとその背景を説明した上で、企業にお願いをすると応じてくれる可能性もあります。エージェントが間に入っているのであれば、エージェントにお願いしましょう。
応じてくれるかどうかは状況次第です。
例えば、絶対に2か月後までに採用を完了しなければならないポジションで、2名候補者がいる。1番手の方が辞退になったら2番手の方に内定を回すことになるが、2番手の方は内定が出たら即決してくれる温度である。2番手の方を逃したら一から採用をやり直すことになる。
こんな状況の場合、1番手の方が回答期限を延長してもらえる可能性は低いでしょう。
入社前辞退を避けるべき理由
次に、内定受諾後の辞退は避けるべき、という点についてです。いわゆる入社前辞退というものですね。
これは、相手先企業のためにも、そしてあなた自身のためにも、避けるべきであると私は思います。
企業としては、あなたに入社をしていただけるとなった場合、入社のための準備を進めることになります。PCの手配、配属の部署やチームを決めるなどの人事的な調整、研修の準備、健保や社保関係の準備など、人的・経済的なコストをかけて入社の準備を進めるわけです。
それを「やっぱやーめた」と言わんばかりに辞退するのは、可能か不可能かという問題以前に、モラルの観点からもやるべきではない、と思います。
もちろん、客観的に見てどうしてもやむを得ない事情が発生してしまったのであれば仕方ないこともあります。そういう場合は、理由をしっかりと丁寧に伝えたうえで、企業に説明をしましょう。
企業と人の出会いは縁ですから、どこでつながるか分かりません。仮にそのタイミングで入社しなかったとしても、次に転職活動をするときや本業で関わりが生じたときなど、良い印象は持ってもらえないでしょう。
その意味でも、不誠実な対応をしてしまったら自分に返ってくる可能性は大いにあります。
受諾するのも辞退するのも回答期限の前までに行う、ということをしっかり守りましょう。
まとめ
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
今日は、絶対に転職をすると決めてはいないけれど、転職活動ってしてもいいの?というお悩みに答える記事を書いてまいりました。
結論からいうと、転職活動はしてもOK!ということでしたね。
「転職をすること」と「転職活動をすること」は別、と考えましょう。
具体的なアクションとして、以下の3つを挙げてきました。
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一番伝えたいことは、転職を考えてモヤモヤしているのであれば、まず一歩踏み出して欲しい、ということです。
本当に転職するかどうかは、転職活動をしてから決めても全く遅くありません。
活動を開始したときは転職するかどうか決めていなかった人が、いいと思える企業から内定を得て、転職することもありますし、反対に内定は得られたけれど今の会社よりいい会社には巡り合えなかった、と判断して現職に残る人もいらっしゃいます。
後者の方のように、転職活動をした後に現職に残るという判断をしたとしても、今の会社がいい会社だと分かった、と判断しているわけですから、活動をする前とでは働くモチベーションが全然違います。
転職活動をすることがあなたのキャリアや未来にきっとよい影響を与えると思います。
迷っていたら、ぜひ一歩、踏み出してみてください!




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