先日の記事で、転職活動の進め方について書きました。【準備+応募】【書類選考+面接】【退職交渉+引継ぎ】という3つのフェーズで進むという話を書きましたが、そのフェーズごとの詳細を書きたいと思います。
転職活動の進め方。何を準備する?どれくらいかかる?始める前に知っておきたい3つのフェーズについて。
前回は【書類選考+面接】のフェーズについて、中途と新卒の選考の違いからくる、準備の方法について書きました。
今回は【退職交渉+引継ぎのフェーズから、退職交渉の進め方について書きたいと思います。
人によっては内定を獲得するよりも苦労するケースもある退職交渉。できるだけスムーズに、円満に終わらせたいですよね。
やり方は様々で、どれが正しいという答えはありません。この記事では、「絶対に退職すると決めている」というスタンスの方に向けて、そのポイントを書きたいと思います。迷っている、とか、現職から良い条件を引き出したい、というスタンスの人には参考にならないと思いますので、悪しからず。
★CONTENTS★
退職交渉を進めるための2つの大前提について。
退職交渉を進めるにあたり、大前提として持っておきたい/知っておきたいことが2つあります。
- 絶対に退職できるという事実
- 絶対に退職するという強く揺るがない意思
絶対に退職できるという事実
社内規定上2か月前に申し出ることって書いてある、とか、迷惑かけちゃうしな、とか色んな要因から、「退職できない」と錯覚してしまう方が多くいらっしゃいますが、それとは関係なく物理的に退職できるんですよ、ということを認識しましょう。
そもそも、憲法で職業選択の自由が保障されていることはご存じですよね。加えて、民法では2週間以内に申し出をすれば退職をできると定められています。よって、退職をすること自体は認められている、ということをまず認識しましょう。
絶対に退職するという強く揺るがない意思
先ほどの錯覚と重なりますが、最終的に退職するかどうかは自分の意思で決めることになります。よって、この意思が揺らいだ瞬間に、退職交渉そのものが立ち行かななくなります。言わずもがなですが、最も重要な大前提となります。
退職交渉の進め方とポイントは?
流れとしては、直属の上司→所属長→人事、となるのが一般的です。会社によっても異なりますが、所属長が応諾すれば人事は手続きのみ、というケースが多いようです。ただ、いろいろな背景があってのことか、引き留めというものが発生するケースが多くあります。
例えば、
・そんなもん受け付けられるわけないだろ!と取り合わない。
・考え直せの一点張りで上に話を挙げてくれない。
・情に訴える。今まで一緒にやってきたじゃないか。
・不満を聞く。何が嫌なんだ、異動させてやろうか。
・・・など、企業側もいろいろな方法で引き留めをしてきます。
強い意志を持って臨むなかで、ポイントになるのは下記の4つです。
最初の接触を、「相談」ではなく「報告」というスタンスで行う。
「退職しようと思ってます」ではなく、「●月●日付けで退職します」と伝えましょう。相談と受け止められると「引き留めの余地あり」と見なされ、後々の話が難航するリスクが発生します。必ず、「報告=もう決まっていること」という伝え方をしましょう。
交渉の余地を与えない。
何が嫌なんだ?と聞かれたり、何で退職するんだ?と聞かれることもあると思いますが、それを伝えると、「じゃあこうしてやるよ」例:異動/昇給・・・など、と交渉のカードを切ってくる可能性があります。
そうなると物事が進まずに退職交渉が難航します。加えて、仮にその異動や昇給が叶ったとしても(あまり叶った話は聞きませんが)、人事の履歴には退職を申し出たことが残る、と言われています。辞める決心がついているなら、その話に乗る必要はないでしょう。
転職先の名前は出さない。
転職先の名前を出すと、あること/ないこと/想像のこと/噂のこと、いろんなことを言われて自分が不安になります。
これは私も経験があるのですが、何も知らずにポロっと転職先の名前を出しました。すると、そんなブラック企業に行くのか、など色々と吹き込まれ、非常に不安になった記憶があります。
実際に入社してみると普通の会社だったので普通に働けておりますが、入社前は本当に不安になりました。伝えることにメリットはないです。
最後のボールを持って終わらない。
これは極力、という感じですが、1回1回の面談の最後のボールを自分が持って終わらないように心がけましょう。
要は、考え直せ→はい考えます、で終わらないということです。いつまでに上に話を挙げておいてください、で終わるということです。
自分がボールを持ち続けると、交渉が長期化します。とはいえ1回は自分が持つという可能性もあるでしょうから、可能な限りという感じで捉えましょう。
加えて、退職交渉の状況は逐一転職先の企業に伝えておいた方がよいです。受け入れ側はしっかり退職してくれるか心配しながら入社準備を進めています。エージェントがいるならエージェントに伝えるでもよいです。分からないことが一番不安です。状況を伝えることで相手に配慮をしましょう。
まとめ
退職交渉に必要な大前提2つと、退職交渉ポイント4つをまとめます。
まず、大前提2つから。
- 絶対に退職できるという事実
- 絶対に退職するという強く揺るがない意思
続いて、退職交渉のポイント4つ。
- 最初の接触を、「相談」ではなく「報告」というスタンスで行う。
- 交渉の余地を与えない。
- 転職先の名前は出さない。
- 最後のボールを持って終わらない。
退職交渉は大変です。人生でそう何度も経験することじゃないと思いますし、決して気持ちがいいものでもありません。
ただ、退職した先には自分で勝ち取った未来が待っているわけです。
今辞めたら迷惑かな、という気持ちも分かりますが、極論するといつ辞めても迷惑なんですよね。
昨今流行っている退職代行ですが、個人的には利用せずに自分の手で進める方がいいと思います。所属した企業へのせめてもの誠意でしょう。
大変な活動でしょうが、ぜひ未来のために強い意志を持って臨んでください。




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