自己肯定感が大事であると言われる昨今、あなたも自己肯定感の高め方を知りたい、と思ったことはないですか?
私は自分の人生に対し、納得感を持っており自己肯定感があると感じていますが、そんな私の状態を作った根源となる考え方があります。
それは、タイトルにも書いた「セレンディピティ」の考え方です。
この考え方に出会ったのは大学生の頃です。大学の書店にあったこの本に、セレンディピティの考え方を教えていただきました。
それまでの自分は、過去の選択がこれでよかったのか、今後どういう選択をしていったらいいんだ、と不安や疑問をいただくことがよくありました。
ところが、この考え方に出会ってからというもの、マインドが変わって、これもまたよかった、よかったことに自分がしていこう、と考えることができるようになりました。
キャリア形成は100%思ったようにはいきません。何かしら想定外や予定外が発生します。良い意味でも悪い意味でもです。それらを受け止めてプラスにできるかどうかが、納得感あるキャリアを築くための大きなポイントとなります。
このサイトの根幹となる考え方ですので、ぜひご覧ください。
★CONTENTS★
自己肯定感の高め方 セレンディピティとは。私なりの解釈。
セレンディピティとは、どういう意味の言葉なのでしょうか。
Wikipedia先生によれば、下記のようなものになります。
素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。
ちょっとニュアンスの捉え方は違うかもしれませんが、私はこの言葉を下記のような意味で捉えています。
すべての体験は無駄にならない、それが意図したことでなかったとしても。
過去に体験したことが、今の自分を前に進めるためにどこかで役立っている、と考えるようになってから、物事に前向きに取り組むことができるようになりました。
事例を挙げればきりがないのですが、特に意図せず役に立った体験として、分かりやすいものを挙げてみましょう。
セレンディピティの事例1 塾講師のアルバイト体験
大学4年間、ずっと同じ塾でバイトをしていました。きっかけは単純で、何かバイトしようと思ってたときに友だちに誘われたから、ってくらいです。
プロフィール詳細にも書きましたが、ここで体験したのが「子どもたちのモチベーションアップ」のやりがいです。
勉強を教えることそのものよりも、なぜ勉強するとよいのか、勉強するとどんないいことがあるのか、について生徒たちに話をし、それを聞いた生徒たちの目が変わる瞬間を見るのがとても好きでした。
勉強・受験という限定された領域ではなく、もっと長いスパンでそれを支援したいと考えたのが、人材業界を志したきっかけになっています。
塾でバイトを始めたころは、こんなこと考えたり、将来の目標のきっかけを見つけよう、なんて全く考えていなかったのですが、結果的に今につながっていたりします。
ちなみにですが、このバイトでは1年生の頃から評価されていました。理由は声が大きかったからです。講師のスキルとして声の大きさや視線というのがあったのですが、高校球児として普段から大声を出すのに慣れていたこと、中学時代に生徒会長をしていて人前でしゃべることになれていたこと、などからある程度できたわけです。
これも意図せずのパターンです。高校時代に大声を出すことが何かのメリットになるなんて微塵も考えていませんでしたからね。
セレンディピティの事例2 銀行員体験
新卒で入行した銀行での日々も、後に意図せずして良かったことを与えてくれました。
ひとつは新規開拓です。1年目から2年目前半まではポンコツ行員として名をはせていたのですが、ひたすらやっていた業務の中に新規のテレアポ、という業務がありました。
ひたすら新規のリストに電話しまくって、アポが取れたら上司に渡す、という途方もない仕事です。
2年目の後半になって、たまたま新規の主担の上司が異動で代わり、新任の方が「お前も自分で回れよ」って言ってくださったのをきっかけに、自分でアポを取って自分で行くようになりました。
既存先もほぼ与えられていなかったので、気が付いたら支店で一番新規開拓できる営業マンになっていました。
これも、まったく意図せずにやってみたら後で身になった話です。テレアポをひたすらしていたので、いざ自分が新規を回り始めたら余裕でアポ取れるんですね。
ちなみに、この話には続きがあります。転職して今の人材サービス会社に入社した時の話しです。
入社後半年、何か仕事が上手くいかない、、、転職してきて本当に良かったのか、、、みたいなことを鬱々と考えいていた折、「新規開拓チームを立ち上げます」という号令がかかりました。新規だけやって受注したら引き継ぐ、というチームです。
希望者で構成するということを告げられたMTGの場で、気が付いたら私は手を挙げていました。「新規開拓ならやれる」と、心のどこかで思っていたからです。
20名くらいいる中で、私を入れて3人しかいませんでした。これがきっかけで実績が挙がるようになり、月間表彰も何度か受けることができるようになりました。
新規に身を助けられた、もっと言えば、意図せずにやっていたテレアポがここにきて身を助けた、という体験です。
セレンディピティの事例3 人材サービス会社での体験
そもそも今の会社に入ったこともセレンディピティ体験でした。
とてもお恥ずかしい話ですが、転職した当時の私は、入社して現場に入るその日まで「人材紹介の営業をする」と思っておりました。今の会社は人材紹介の会社だと思っていたからです。
しかしふたを開けてみたら配属はメディアの営業。つまり、求人広告の営業部門です。キャリア形成にかかわる仕事がしたいと思って転職したのにメディア!
なんじゃそりゃ?え?キャリアは?へ?、みたいな状態からスタートしたわけです。
「うわ、入るとこ間違えた!」と直感したのをまだ覚えています。
昔から親しい後輩と飲んだ時に言われました
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後輩 ○○さん今度こそやりたいことできるんですね! 私 いや実は思ってた仕事じゃなかったようで・・・ 後輩 (爆笑)○○さんていつもどっか大事なとこ外しますよね 私 その通り! 後輩 でも絶対消化しますよね(笑)」 |
この消化力こそが、セレンディピティなのかもしれません。
ちなみに、メディア営業を経て今は個人の方向けに転職支援をする仕事をしています。
メディア営業時代に意識していたことは、法人側の理屈が分かった方が個人の人にも良い情報を提供できるから頑張る!ということでした。
これは意図している状態です。
しかし、実際に今の仕事をするようになってから発揮できている力としては、
- チームが明るい状態であることへの意識
- 広告業界や人材業界のサービス/仕事内容に関する知識
これらのことの方が多いと感じています。法人向けのメディア営業という組織柄、とても明るい雰囲気のところだったんです。
上記のことは、入社したときはもちろん、在籍中も意図して身につけた覚えは一切ないです。
気が付いたら身についていた、活かせていた、という感覚です。反対に意図していた法人の理屈云々は、あまり活かせていると感じておりません。。。
セレンディピティはいつ・どこで・どうやって力を与えてくれるか分からない。
主だったところを事例として書きましたが、これの延長線上のことが、仕事・プライベート問わず大なり小なりものすごくたくさんあり、
ふと何かあると、あの時のこの体験が生きている、とか、あれやっておいてよかった、と感じております。
自分のミッションや目標に照らし合わせたときに、関係ない・必要ない、と思えることが、予期せぬタイミングで自分の力を発揮するのに役立つことがある、そんな体験をしてきました。
それが、いつ、どんな時に、何がきっかけで、表れるか分かりません。だから面白いのかもしれません。
このマインド・思考法を意識するようになってから、キャリアにおいて表れる事象や、過去の失敗と思っていた体験を前向きにとらえることができるようになりました。
自己紹介ページにも書きましたが、スポーツにおいて私は絶頂とどん底の両方を経験しております。
- 中学時代:キャプテン/エース/4番
- 高校時代:最後の夏の大会で背番号をもらえずスタンドで応援
これだけを見ると、高校野球を経験したことは失敗で終わり、となるのですが、
絶頂とどん底を両方経験できたと捉えると、中心選手の気持ちも分かるし、補欠選手の気持ちも分かる、というバランス感覚を得ることができたと今では意味付けできています。
出来事そのものは変えることができませんが、その捉え方や活かし方は自分で決めることができるのです。
この「自分で決めることができる」ことに目を向けるのは本当に大事。
セレンディピティは、物事を前向きかつ創造的にとらえるための、土壌となる思考法です。
まとめ
納得感ある・肯定感あるキャリアを作るために、セレンディピティの考え方が役に立つということを書いてきました。
キャリア形成には絶対に、想定外や予定外が発生します。
その出来事自体は変えられませんが、その捉え方や意味付けは自分で決めることができます。
イチローさんがインタビューで言っていました。
毎年オフシーズンに筋トレをして筋肉をつける。それが絶対いいと思ってやる。でも、シーズン後半になって筋肉が落ちてくると反対に調子がよくなる。
これに気が付くのに何年もかかった。でもよかったと思っている。失敗して回り道して気付かないと味が出ないから。
(セリフはそのままではなくニュアンスです)
セレンディピティのマインドを持って、納得感ある・肯定感あるキャリアを作りましょう。




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